MHonArc を使って日本語のメールを処理しようとするといろいろと問題が起こります。 良く紹介される廻避法は、nkf 等を使って事前に (あるいは MHonArc の中で) EUC に変換してしまう方法です (*1)。 しかし、この方法は (お手軽ではありますが) MIME 的には正しいとは言い難く、MHonArc のポリシーにそった方法とは思えません。
そこでここでは、MHonArc 日本語化のよりエレガントな解を模索することにしましょう。
なおここで使用している MHonArc のバージョン は v2.6.10 です。
(*1) この文章を書いた当時はこういう方法が良く紹介されていたのですが、 私がこのような文章を書いたせいか、最近はあまり見なくなったような気がします。
「MHonArc の日本語化」などというタイトルを付けてしまいましたが、実は やっていることは「日本語化」などというたいそうなものではなく、 MHonArc の resource をいくつか設定しただけです。 MHonArc 自身には何一つ手を加えていません。
こんなに簡単に済んでしまうのは MHonArc が MIME に基づいた設計になっていることと、拡張を意識した実装になっているからでしょう。 せっかくの MHonArc の特徴ですから、これを活かした使い方をすることは重要なことです (もちろん MHonArc に限ったことではありませんが)。
もし、上記の方法だけではうまくいかない場合などがありましたらぜひ 御連絡下さい。 また、こういう方法のほうが良い、といった御意見等もお待ちしております。